身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

2015-01-01から1年間の記事一覧

2015年一番印象に残った植物-100.シテンクモキリ-

2015年もあと少しで終わりです。今年も初めて出会った植物がいくつもありました。そんな中で、一番印象に残った植物を紹介したいと思います。シテンクモキリソウです。 北海道稚内市にて(7月15日)。以下、撮影場所・撮影日同じです。 花も地味で、植物体も…

シソ科植物は花がきれい!-99.カキドオシ-

花は存在感があるのに、意外と目立たないのがこのカキドオシでしょうか。 岐阜県関市にて(4月12日)。以下、撮影場所・撮影日同じです。 花は大きいですし、数も多いのですが、なんか遠目に見るとぼやけて印象に残りません。花の色が淡いのと、明瞭な花序(…

シソ科植物は花がきれい!-98.キランソウ-

園芸植物に比べると地味な花が多い野生植物。その中でもシソ科の植物はわりと目立つ花をつけます。春先の水田まわりに彩をあたえるのが、このキランソウです。 岐阜県関市にて(4月12日)。以下、撮影場所・撮影日同じです。 あまり立ち上がらず、地べたには…

畑の雑草-97.コゴメガヤツリ-

もう一つ、ポピュラーなカヤツリグサの仲間を紹介します。コゴメガヤツリです。 三重県多気町にて(8月19日)。以下、撮影場所・撮影日同じです。 生育場所はカヤツリグサとほぼ同じで、畑地周辺や河川敷の植物が少ない少し湿った草地に生育します。大きさも…

畑の雑草-96.カヤツリグサ-

“カヤツリグサ科”の名前のもととなっているのが、このカヤツリグサです。 東京都日野市にて(7月8日)。 カヤツリグサ科の植物は国内で500種程度あるとされ、亜種や変種など細かく分けるとさらに種数が増えます。1科あたりの種数としては、日本でも指折りの…

畑の雑草-95.ヒメオドリコソウ-

かわいらしい名前のヒメオドリコソウです。春に咲きます。 岐阜県関市にて(4月12日)。以下、撮影日、撮影場所同じです。 ただ、見た目的にはそれほどかわいらしくない・・・と思うのは私だけでしょうか。微妙な紫色と、毛むくじゃらの葉を密生した茎がニョキ…

今年は何種植物見たかな

今年のデータ整理も終わりが見えてきました。今年は何種の植物を見たのだろう?毎年思うのですが、ついつい忙しく、数えたことはありません。 今年は北は北海道、西は山口県まで行き、標高は2千メートルまで登りました。 確認種は多いところで、8百種くら…

畑の雑草-94.エノコログサ-

エノコログサは皆さんも馴染みのある植物ですね。エノコログサという名前を知らなくても、ネコジャラシと言えば、多くの人が「あー、あれね。」とわかると思います。 東京都府中市にて(7月2日) エノコログサはイネ科エノコログサ属の一年草(いちねんそう…

畑の雑草-93.イヌビユ-

先に紹介したホナガイヌビユとそっくりなイヌビユです。パッと見た感じだと、イヌビユはあまり立ち上がらず、ホナガイヌビユよりも背が低い印象を受けます。 新潟県三条市にて(9月7日)。以下、撮影日・撮影場所同じです。 ただ、ホナガイヌビユも小型の個体…

92.ホナガイヌビユの修正

ヒユ属の説明で、×「全てが外来種」→○「多くが外来種」に修正しました。 イヌビユが外来種ではなかったようです。

畑の雑草-92.ホナガイヌビユ-

今年もあと1ヶ月ですね。筆が遅いため、今年撮影して紹介しきれなかった植物をこの冬にまとめたいと思います。まずは、畑の雑草シリーズで、ホナガイヌビユです。別名アオビユとも言います。 岐阜県関市、借りている畑にて(6月20日)。以下、撮影日・場所同…

標本同定終了、ホッと一息

現場が続くと、なかなか内業が手につきません。そのため、夏~秋の現場で採取した標本が調べられることなく、どんどん山積みに・・・。これが無言のプレッシャーになるんですよね・・・。11月上旬に現場を強制終了し、たまった標本の同定に取り掛かりました。その他…

いきなり現れたオオバナイトタヌキモ

先日、少し用事があって、岐阜県博物館に出かけました。11月下旬というのに暖かいですね。気候がよかったので、車は一番下の駐車場に止め、歩いて博物館に行くことにしました。よく通る道なので、これといった気になる植物はありません・・・。 ん!?、博物館に…

平地の秋の花-91.ユウガギク-

ユウガギクはいかにも野菊らしい菊です。花弁のような舌状花(ぜつじょうか)は、白または薄い紫色を帯びることが多いです。 茎は上部で分枝し、多数の花をつける。青森県八戸市(9月2日)にて。以下同じです。 花付きがよく、群生することも多いので、野原に…

平地の秋の花-90.キクイモ-

キクイモというと栽培植物をイメージする方も多いと思います。地下のイモを味噌漬けなどにすると意外とおいしいので、食べたことがある方も多いと思います。 東京都八王子市にて(10月18日) もともとは栽培植物として導入されたようですが、今では中下流域…

平地の秋の花-89.セイタカアワダチソウ-

これは誰でもご存知の花かもしれません。セイタカアワダチソウです。 日本全国で見られます。神奈川県川崎市にて(10月13日)。 蜜源植物にもなるので、蜂達もかなりやってきます。三重県津市にて(10月30日)。 秋の河川敷を黄色に彩り、遠目に見るときれいで…

三重県 櫛田川

今年仕事で最後に訪れた場所が櫛田川です。櫛田川は三重県と奈良県の県境にある高見山を水源として、三重県の中央付近を西から東へ流れる河川です。今回は、河口から20km以内のあたりをぶらぶらと見てきました。 撮影日は11月11日。以下全て同じです。 今回…

今年の現場仕事も無事終了

今年の現場仕事が今週で終了しました。事故や怪我もなく、無事に終了できてよかったな~。おかげさまで、今年も忙しかったな~と思って、現場稼動日数を見てみたら、100日ちょいでした・・・。なんか、例年よりも少ない・・・。よく見ると4月と6月に殆ど現場に出てい…

平地の秋の花-88.コセンダングサ-

秋のひっつき虫(服にくっつく種)の代表、コセンダングサです。 三重県多気町にて(11月11日)。以下、撮影場所・撮影日同じ。 花と若い種子。子供の頃、若い種子を友達に投げっこして遊びました。 種子は“かえし”のついた棘を持ち、それで服にひっかかりま…

晩秋の畑

今週はパソコンを現場に持参しなかったため、記事の更新に間があいてしまいました。現場仕事もそろそろ終わりですが、内業がたまっているので、記事の更新は今までぐらいの頻度かな~・・・。 先週の日曜日に、子供とタマネギの苗のうえつけをしました。 このく…

平地の秋の花-87.タウコギ-

水田雑草ですが、最近出会うことが少ない植物の一つ、タウコギです。目立つ花ではありませんが、特徴的な花です。 福島県湯川村にて(9月27日)。以下、撮影場所、撮影日同じです。 タウコギはキク科センダングサ属の一年草(いちねんそう:生育不適期を種子…

平地の秋の花-86.オグルマ-

秋がだいぶ深まってきました。晩秋の花というと、私はキク科の植物をイメージします。そこでキク科の植物を紹介していきたいと思います。まずはオグルマです。 青森県八戸市にて(9月23日)。以下、産地・撮影日同じです。 オグルマはキク科オグルマ属の多年…

山梨県富士河口湖町 パノラマ台

青木ヶ原樹海を見た後に、天気がよかったのでパノラマ台と呼ばれる展望台に登ってきました。パノラマ台は1/25,000の地形図にも出ている展望台で、精進湖の湖岸付近から1時間ほどで登れる展望台です。道もしっかりと整備されていて、老若男女、犬も気持ちよく…

山梨県富士河口湖町 青木ヶ原樹海

富士山初冠雪のニュースが流れた日、精進湖周辺は冷たい雨が降り、富士山は眺めることが出来ませんでした。翌日は雲ひとつない秋空で、雪化粧をまとった富士山が出迎えてくれました。 精進湖からの富士山(10月12日) 精進湖は富士山麓にある富士五湖の一つ…

ブナ林七変化!?-飯豊山塊にて-

東北地方はまとまったブナ林が分布することで有名です。福島・山形・新潟にまたがる飯豊山塊も、その例にもれず、広大なブナ林が広がっています。飯豊山塊では標高400m~1600m程度の範囲にまとまったブナ林が出現します。 モコモコした森林がブナ自然林。こ…

平地の秋の花ー85.ヒロハクサフジー

名前が示すとおり、クサフジよりも葉が広い、ヒロハクサフジです。 北海道稚内市にて(9月3日)。以下、産地・撮影日同じです。 ただ、ヒロハクサフジが類似種の中でも特に葉が広い訳ではありません。クサフジよりかは明らかに広いという程度です。 ヒロハク…

平地の秋の花-84.クサフジ-

フジと聞くと初夏をイメージしますが、クサフジは夏から秋にかけて咲きます。 北海道稚内市(9月3日)にて。以下、同じです。 クサフジはつる植物です。 クサフジは草本なのでフジとは全く似ていませんが、紫色の花が房状に咲くつる草という点で、フジに雰囲…

会津は実りの秋

仕事の合間に再び会津地方に行ってきました。 今回は福島県湯川村の親戚の家にお世話になりました。湯川村は鶴ヶ城のある会津若松市に隣接する小さな村です。湯川村には山がなく、平野(盆地)が広がります。平野の殆どは水田として利用され、湯川村は米の産…

平地の秋の花-83.ナミキソウ-

シソ科つながりで、ナミキソウを紹介します。 北海道稚内市の海辺ではなく、海辺から数キロ離れた草地にて(9月3日)。以下撮影場所、日時同じです。 花は鮮やかな青紫色で、2つ並びます。 ナミキソウはシソ科タツナミソウ属の多年草(たねんそう:地下部が2…

青森県白神山地周辺のブナ林

今年はブナ林を訪れる機会が多く、今回は世界遺産でも有名な白神山地周辺を訪れました。ただし、白神山地とは言っても、奥地ではなく、観光バスも通過するような青森県側の入り口周辺(西目屋村)のブナ林です。 全体的に若い木が多いブナ林。以下全て、青森…