身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

北海道

小清水原生花園-(北海道斜里郡小清水町)-

北海道に行くと原生花園をどうしても見たくなります。原生花園は海沿いの砂丘にあるので、どこも似たり寄ったりの景観だと思うのですが、よーく見ると細かいところで違っていたりするんですよね。そんな訳で、今回は仕事が終わってから小清水原生花園に寄っ…

礼文島その3〔桃岩展望台周辺〕-(北海道礼文町)-

桃岩展望台周辺の登山道は礼文島の中央の尾根沿いに整備されています。見渡す限りの草原で、この一帯は利尻礼文サロベツ国立公園の特別保護区に指定されているとともに、北海道の天然記念物にも指定されています。 8月下旬になると礼文島はすっかり秋ですね…

礼文島その2〔起登臼川の南側小河川周辺〕-(北海道礼文町)-

車で移動している際に気になった場所がありました。そこは東海岸沿いの岩場で、トドマツ群落、ミヤマビャクシン群落、断崖地草本群落がきれいに連続して分布していました。 東海岸道路脇の植生。ネットで覆われているのは道路脇ということでしょうがない。 …

礼文島その1〔澄海岬:すかいみさき〕-(北海道礼文町)-

礼文島は日本最北の島で、花の島として有名です。植物好きなら一度は行ってみたい憧れの島です。北海道に来たついでに、8月下旬の天候不順な日に、日帰りという強行日程で訪れました。次回訪れるための下見となるといいですが、次はいつ来られるのか…。 空も…

大沼・メグマ沼-(北海道稚内市)-

大沼とメグマ沼は稚内空港のすぐ近くにある小さな沼です。これらの沼の周囲には良好な湿地が残されているという情報があったので、ちょっと覗きに行ってみました。 観察小屋の前からみた大沼。この部分は湖畔と近いが、立ち入りはできない。 大沼は面積が466…

阿寒湖-(北海道釧路市)-

北海道の夏の朝は早く、4時前から明るくなります。年齢を重ねると、目覚まし時計をかけなくても明るくなると起きてしまうですよね~。夜遅くまで起きて仕事なんかしていると睡眠不足になるので、最近は早く寝て朝起きて仕事をすることにしています。しかし、…

白樺山(北海道蘭越町・共和町)

去年訪れたニセコアンヌプリに再び訪れる機会がありました。ニセコアンヌプリの山塊は標高が約1300m以下と高くないですが、思ったより深いですね。山塊は海に面していないニセコ町から日本海に接するところまでつながり、稜線伝いに歩くと25km以上あるようで…

ワッカ原生花園(北海道北見市)

ワッカ原生花園は私のような植物好きの人が道東を旅行すると必ず立ち寄ると言ってもよい場所ではないでしょうか。道東観光ルートの王道中の王道ですかね。私も今回で何回目かな・・・。3回目ぐらいかな?仕事の合間にお手軽に北海道らしい花の景色を見たいと思…

北海道ニセコ町・蘭越町 ニセコアンヌプリの麓

ニセコは札幌から60kmほど西側の地域で、私にとっては冬のリゾート地のイメージが強いです。そんなリゾート地に、今回は春、夏、秋と訪れる機会を得ました。 春のニセコアンヌプリ。訪れた日では一番天気がよく、夏以降は天候不順が多かった。 ニセコの顔と…

羊蹄山登山(その2)

8合目を過ぎると、いわゆる高山植物達(山地帯上部から亜高山帯に生育するもの含めます)が出現します。パシャパシャ撮りながらも、歩みを止めてはいけません。 9合目に到着。これより高標高域は本格的なお花畑が出現します。 9合目付近から見えた窪地に残雪…

羊蹄山登山(その1)

仕事で北海道に出かけたついでに、一足早い夏休みをとって、羊蹄山に登りに行きました。羊蹄山は日本百名山の一つで、「蝦夷富士」とも呼ばれ、富士山に似たきれいな成層火山です。羊蹄山は倶知安町、喜茂別町、京極町、真狩村、ニセコ町の5市町村にまたがっ…

北海道豊富町 サロベツ原生花園

サロベツ原生花園と言えば、道北の原生花園の中では最も有名な場所の一つではないでしょうか。学生の頃に訪れたことがあり、久々に立ち寄ってみました。 この原生花園のよいところは、木道がしっかりしていて老若男女、誰でも花々を観察できるところでしょう…

北海道猿払村 猿払原野

昨年に引き続き、猿払村を訪れる機会が得られました。 猿払村には多数の池沼や湿地が残されており、それらは原野と呼ばれています。このような原野を代表する植物の一つが、スゲの仲間です。猿払村には広大な原野が残されているのに加え、緯度が高く冷涼な地…

北海道黒松内低地の北限ブナ林

北海道らしい森林というと、エゾマツ、トドマツが優占する常緑針葉樹林と、これらの針葉樹とミズナラ等が混生する針広混交林だと思います。こんな森林を見ると、「あー北海道来たな~」と感じます。ところが、北海道でも「本州らしさ」を感じられる地域があ…

北海道猿払村の名も無き湿地

宗谷丘陵に訪れた際の宿は猿払村にとりました。猿払村はオホーツク海沿岸の北部に位置します。この村はイトウ釣りで有名で、1mくらいのイトウが釣れるようです(私は釣ったことないです)。沿岸部や村を流れる猿払川沿いには多数の沼や湿地が広がります。車…

北海道宗谷丘陵(その4)-常緑針葉樹林編-

北海道で特徴的な植生の一つに常緑針葉樹林があげられます。 岐阜県や中部山岳では2000m以上の亜高山帯で見られるような植生が、宗谷丘陵では標高150~200m程度で見ることができます。ただ、樹種は本州と異なり、北海道ではトドマツ、エゾマツ、アカエゾマツ…

北海道宗谷丘陵(その3)-渓流-

宗谷丘陵を流れる河川は、樹林内を流れるか、チシマザサ草地の中を流れるかのいずれかとなります。 河畔林を流れる渓流。イワナやヤマメがいます。 河川沿いの樹林はヤマハンノキやオノエヤナギからなる河畔林が多く、林床はチシマザサやクマイザサが優占す…

北海道宗谷丘陵(その2)-チシマザサ草地編-

なかなか分け入ることができないチシマザサ草地ですが、中は真っ暗というわけではありません。 チシマザサ草地と道路の境界付近は結構多くの植物が生育しています。 確かに、広大なチシマザサ草地の中央付近や谷部は暗く、植物はあまり生育していませんが、…

北海道宗谷丘陵(その1)

久々の夏の北海道です。今回は日本最北の丘陵地、道北の宗谷丘陵に行ってきました。 最北の丘陵地はとにかく広く、緩やかな起伏が延々と続きます。一番驚きなのは、街並が殆ど見えないことです。関東や愛知周辺の丘陵地は開発し尽くされ、宅地やゴルフ場が多…