身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

目が見えづらくなってきました

目が非常に見えづらくなってきましたした…。ブログの更新が滞っているのはそのためです。目の見え方は日によって異なり,さらに時間帯によっても異なります。なぜか午前中の数時間は比較的見えることが多い感じです。不思議ですよね~。

ただ、そんな悠長なことも言っていられなくなってきました。視力低下の原因は抗がん剤によるものと以前から指摘され、抗がん剤の使用中止を勧められてきました。ただ、抗がん剤がガン治療に効果を示していたため、これまで使用を続けてきました。しかし、最近になってこれ以上の抗がん剤の使用は本当に危険と診断されてしまいました。診断結果を聞いた時は、本当に失明してしまうかも…と恐怖を感じました。失明したらガンが治っても自分らしさを失ってしまうのでは…と思い、抗がん剤の使用中止を決断しました。

今は2剤使用していた抗がん剤等のうち、目に悪い影響を与えている1剤の使用を中止し、残りの1剤で治療を続けています。難しい決断でしたか、これで目の調子が良くなってくれればち思います。

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庭のツワブキ。これくらい大きな花だと認識できます。

 

玉ねぎ植え付け(2021.11.3)

畑作業でいつもお世話になっているおじいさんが玉ねぎ用の畝を準備してくれました。毎年本当にありがとうございます。

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この日は天気が良く、早速植え付け作業をすることにしました。今年は早生品種を植えてみようと思い、極早生トップゴールド320を50本、いつもの時期に収穫できるネオアースと赤タマネギを各50本という配分にしました。極早生の苗はこの時期から成長が早いんですかね?他の苗よりも数cm大きい感じでした(一番手前の苗)。

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植え付けは私と家内で例年行っていましたが、今年は私の目が不自由なため、私は作業できそうにありません。そこで今年は三男に応援を頼みました。バイト代を出すと言ったら快く引き受けてくれました。三男は小学生の時に作業をしたことがあり(当時はバイト代いらなかったのにな~)、植え方はなんとなく覚えていたようで、植え付け作業は思ったより早く終わりました。

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植え付け直後なのでヘニャッとしていますが、数日後には雨が降るようなので、シャキッとすることでしょう。病状が良くなり収穫作業ができるようになっているといいな~。

手荒れがひどくなってきました

抗がん剤の副作用は、使用している薬の種類によって様々で、症状の程度は人によっても異なるようです。今、私が使用している薬の副作用の一つに”手荒れと手先のしびれ”というのがあります。薬の説明書にも書いてあるポピュラーな副作用のようでした。薬を使いだしてしばらくは何ともありませんでしたが、気づくと1本の指の爪の脇が赤くなって痛みが出てきました。さらに抗がん剤を使用し続けると、他の指も同じように痛くなり、さらに指の腹や間接にあかぎれのような症状が出てきました。

この手荒れの症状はポピュラーな副作用ということもあって、看護師さんも早くから「どうですか?」と気にかけてくれていました。私は当初”手荒れぐらいで大袈裟な…”と思っていましたが、それは間違いでした。両手の指全てがあかぎれ状態となった今、とにかく何を触っても痛いし、痛くて力が入らないため粉薬の入っている袋を手で破ることもできません…😢。これはこれで結構きついなと感じています。抗がん剤の副作用には重いものから軽そうなものまでありますが、第三者が”軽そう”と思うものでも、当事者にとってはきついものもあるんだろうなと思いました。経験しないとわからないことですね…。

この手荒れですが、薬をぬっても一向によくなる気配がありません…😭。皮膚科の先生に聞くと、抗がん剤を使用しているので完全によくなることはないだろうとのことでした。手荒れとはこの先もつきあっていくことになりそうです。

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カマツカ。庭のカマツカがたくさん実をつけました。家内が脚立に乗って撮影してくれました、時々ヒヨドリが実を食べに来ます。

働きたいな…

入院治療から通院治療に切り替わって約3ヶ月が経過しました。この間、社会と殆ど繋がることもなく過ごしてきました。病気療養中なので仕方ないのですが、家では普通に過ごしているので、だんだん退屈になってきます。そうなると意外にも“働きたい”と思うようになります。一応、社会の一員として認められたいという欲求が潜在的にあるんでしょうかね。

とは言っても現実的に働けるのだろうか🤔?これまでやってきた野山で調査する現場仕事や、データのとりまとめや報告書作成といったPC作業は、片目という制約上難しいであろう。こうやってブログを書くくらいだから、報告書作業ぐらいはできるかもしれないが、作業時間(視力が午前中ぐらいしかもたない)や片手入力といった点から効率が悪く、取引先に迷惑をかけてしまう恐れがあり、実際のところは難しいだろう。片目しか見えない、視力が悪くて細かいものは見えない、てきぱきと歩くこともできない、こんな条件で仕事なんかあるのだろうか?ガン患者の労働についてはよくわからないことが多かったので、社会労務士さんに相談してみることにした。

社会労務士さんからのアドバイスは、障害者手帳を取得するのがよいとのこと。企業は障害者雇用枠があるので、就職を希望するなら障害者手帳を取得しておいたほうが有利だろうとのこと。私の場合、視力で障害者手帳が取得できるのではないかと言われました。しかし、”具体的にどんな仕事がありそうか?”と尋ねると。ハローワークに相談してみないとわからないと言う。”ガン患者で私のように目が見えなくなった人の就労事例はあるのか?”と聞いたら、頭頚部のガン患者さん自体が少ないからわからないとのこと。ただ、視力に障害がある人でも働いているので、何かしらの仕事があるのでは…と歯切れが悪かった。昔から視力に障害があって点字がスラスラ解読できる方ならまだしも、最近目が不自由になった人に本当に仕事なんかあるのかと思ってしまう。なんとなくモヤモヤとしたアドバイスしか得られなかった😑。

その後、眼科の検診時に障害者手帳をとれるか聞いてみたところ、視力では無理と言われた。”まぶたが勝手に下がって、手を添えなければ殆ど目が見えないのにダメなんですか?”と聞くと、眼球自体に不具合があれば手帳はとれるが、まぶたの不具合は障害の条件に入っていないとのことだった。確かに私の場合、眼球自体には異常がないんですよね…。障害者手帳の取得が難しいとわかったら、急に就労意欲が薄れました…😒。

不思議なものですよね。働けていた時は”働きたい”なんて思ったこと無かったのにな~。むしろまとまった休みが欲しいくらいだったのに…。失ってからその大切さに気付くといった感じですかね…。労働については、もう少し体調が回復してから考えたいと思います。

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ツツザキヤマジノギク。長野県中川村にて(2018.11.5)。また、こんな植物と出会えるようになるといいな。

飛騨川-(岐阜県下呂市)-

弟が先週末に親戚一同を集めた1泊2日の下呂温泉ツアーを企画してくれました。目的は多分、毎日家にいる私を外に連れ出したかったことと、私を応援しがてら久々に親戚一同で集まろうということではないかと思います。弟には気恥ずかしいので本当のところは聞いていませんが…。

私は口周辺の麻痺のため、殆どの固形物を食べることができません😢。そのため宿の食事は満喫できませんでしたが、久々に親戚が集まって酒を酌み交わすことができ、その場にいるだけでも楽しい気分になれました😄。私も久々にお酒を飲みましたよ~(少しですが)。あとはなんといっても温泉ですね。親子で入った朝風呂は最高で、この旅行一番の思い出となりそうです😄。

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河川沿いの遊歩道。残念ながら植物の陰も形もない。

観光は片目で自由が利かないこともあり、宿周辺を散歩する程度にしました。宿は飛騨川(増田川)のすぐ脇に建っていたので、飛騨川を散策するだけでも私にとっては十分楽しめそうでした。河川敷の河床部を通る遊歩道に降りてみると、遊歩道のすぐ脇まで白っぽい礫や岩が転がっていて荒涼とした雰囲気です。よく見ると河床部には植物が殆ど生育しておらず、最近の増水で河床が荒れた感じでした。この夏も飛騨川は増水して一部の河川沿いの地域では床上浸水の被害があったようなので、その影響なのでしょう…。

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手前のクリーム色の建物が宿泊していた宿。最下の階が遊歩道とほぼ同じ高さ。

歩いていた場所もこの夏の増水時には相当水位が上がった様子で、宿泊した宿の最下の階は明らかに浸水した感じでした…。最下の階にどのような施設があるのかはわかりませんが、ちょっとした増水で浸水しそうな高さにあります。飛騨川は去年も増水して国道41号が崩落する被害があり、近年の日本各地の雨による被害を考えると、宿の最下の階はしょっちゅう浸水の被害を受けているのではと思ってしまいます。宿を建設した頃と現在で河川の増水の状況が違うのかな?宿の関係者は大雨が降ったら気が気ではないでしょうね…。

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下呂温泉街の様子。川も近いが山も近い。大雨の時は怖いだろうな…。

のんびりと散歩するつもりが、川の怖さを垣間見る散歩となってしまいました。下呂温泉街は川に張り付くようにホテルや旅館が立ち並んでいます。素晴らしい温泉地なので、今後大きな被害が出ないことを祈ります。

久々に遠出ができて楽しかったです。旅行先ではいろいろと不便がありましたが、やはり旅行はいいものですね。企画してくれた弟には感謝です😄。

干し柿づくり(2021.10.24)

先日収穫した柿とこの日収穫した柿で干し柿をつくりました。

まずは皮むき。柿専用のピーラーで皮をむきます。私は手元が見えないので家内の話相手をし、皮は家内がむきます。これが一番大変な仕事ですね😅。

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皮をむき終わったら紐をつけます。柿が大きいので1本の紐に2個つるします(紐の両端につるす)。今年は個数が多いせいもありますが、長枝の先に実がなったものも結構あり、紐付けが大変そうでした。干している最中に風で落ちちゃうかな…。

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紐を結んだら熱湯に10秒間程くぐらせます。これが唯一おいらの実施した作業!😁表面にカビがつかないようにするためですね。ただ、この工程を実施しても干している最中の気温が高いとカビちゃうんですよね。

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あとは雨のあたらない物干し竿につるせば作業終了です。手の込んだ方は雨の日は家の中に入れたり、柿を手でもみもみしたりするようですが、うちは面倒くさがりなので干しっぱなしです。あっ、今年はおいらが暇だから、おいらが柿をもみもみすればいいのか😄。

外の散歩は楽しいな~

先週末は久々に家内と外を散歩しました。近所の公園で、里山の中を歩く散策路があります。車が通れるようなしっかりとした舗装道(管理用道路ですね)から登山道のような道までありますが、今回はしっかりとした舗装道路を40分ほど歩きました。見慣れた景色で特に面白いものはないのですが、家内に「あそこにヨメナが咲いてる。キセルアザミはもう終わりだね」と植物を教えてもらいながら歩くと、それなりに楽しく感じましたね😄。

外の散歩がどれくらい久しぶりかというと、7月下旬に退院してから、多分3回目ぐらいの外散歩と言えば、久々感がわかりますかね。私の生活の殆どは家の中で、週に数回家内の買い物につきあってスーパーやホームセンターに行くぐらいです…😞。

どうしてそんなに家に引き籠っているのかと言うと、目の不自由さが原因ですね😞。とにかく片目しか見えず、しかも視力が悪いというのが困ったものです。片目だと遠近感が殆どわからず、足元の段差がはっきりしません。段差が無いのにあるように見えたり、当然その逆も少なからずあります。どうしても歩行は慎重になり、以前のようにスタスタ歩くことはできません…😥。あと原因がはっきりしないのですが、ちょっとしたフラつきもよくあります。フラついて転倒することはないですが、車の行き交う道路なんかは、ちょっと怖くて歩けないですね…😱。こんな病状のため、家の近所すら一人で散歩もできません…。目の不自由な人の大変さがようやくわかりましたね。

ただ、これからは外の散歩も頻繁に出かけられそうです😄。その理由は暑い夏もようやく終息を迎えたからです(急に寒くなってびっくりです😲)。暑さに弱い家内が日中外で活動できるようになったため、これからはもう少し外に連れ出してくれそうです。さすがに山道は歩けないため公園中心になりそうですが、それでも外を出歩けるのはやはり楽しいものです。家内に感謝しつつ、週末は秋の風景を楽しみたいと思います😄。

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目が治ってこれくらいの登山道が歩けるようになるといいな。山形県東置賜郡川西町高戸屋山の登山道(2019年10月20日