耕作地・路傍の草
種類が多いスミレの仲間で、ストレートに「スミレ」と名がついているのが、このスミレです。 スミレの中の基本中の基本ということかもしれませんが、このようなストレートな名称がつく植物も珍しいです。スミレは沖縄を除いて日本全国に分布します。山野の路…
このシリーズで紹介する最後の植物です。徳島らしい名前のついたナルトサワギクです。 ナルトサワギクなんて素晴らしい名前がついていますが、実は外来種で、環境省の特定外来生物(生態系に被害を及ぼす恐れのある生物)に指定されています!外来種とすぐに…
このシリーズでは最後の紹介になります。 アメリカフウロです。最後にまた外来種です。 アメリカフウロのロゼット特徴は次の3点です。 ①葉の形:手のひらのように切れこんだ葉(植物用語で掌状と呼ぶ)の形が特徴的です。しかも切れ込み方は深め(植物用語で…
今度は、少し小型のロゼットを紹介します。 同じムラサキ科に属するハナイバナとキュウリグサです。 こちらが、ハナイバナ。 こちらが、キュウリグサです。 どちらも葉1枚の大きさは7cm前後でロゼットの直径も10数cmです。 この2種のロゼットの共通の特徴(…
外来種が続いたので、在来の植物も紹介します。 これがスイバです。 スイバもこの時期は鮮やかな赤味を帯びます。写真は数個体がまとまっているのでだいぶ大きいですが、1株だけだと葉の枚数は10枚前後です。スイバのロゼットの特徴は次の3点です。 ①色合い…
今回見た中では、ロゼットの王様です。直径は20cm程度で、葉の枚数も50枚以上あります!これはメマツヨイグサのロゼットです。 メマツヨイグサのロゼットの特徴は次の3点です。 ①色合い:この時期は写真のように赤味を帯びています(グラデーションがきれい…
「麦畑のロゼット」で話を進めていましたが、ヒメジョオンが出たらハルジオンでしょ!そういうわけで、急きょ、ハルジオンを紹介します。 ハルジオンはヒメジョオンとよく似た植物として知られていますが、見慣れれば、それほど似ていません。ロゼットもヒメ…
続いてヒメジョオンです。 これもよく見たり、聞いたりする植物ですね。 ヒメジョオンのロゼットの特徴は次の3点です。 ①色合い:比較的明るい緑色をしています。 ②葉の形:明瞭な柄があり、柄の先は卵型です。鋸歯(葉のぎざぎざ)はややとがり気味です。 ③…
オオアレチノギクのロゼットは写真のような感じです。 オオアレチノギクのロゼットの特徴は次の3点です。 ①色合い:白っぽい緑色(白っぽく見えるのは毛のせい)。 ②葉の形:葉は細長くやや浅い大きめな鋸歯。 ③毛:白色の短毛が葉全体にはえ、手で触ると少…
麦畑で見たロゼットの中からヒメムカシヨモギを紹介します。 ヒメムカシヨモギは北アメリカ原産のキク科の外来種で、今では日本全国に分布しています。とても繁殖力が強く、油断していると、自宅の庭にもすぐはえてきます。耕作地や河川敷の工事跡地なんかで…
春の七草の「ホトケノザ」ではない、一般的なホトケノザがありました。春の七草の「ホトケノザ」は紛らわしいので、コオニタビラコと呼びます。 ホトケノザもまだ咲いている個体はなく、写真のような感じです。ホトケノザはロゼットをつくらないので、コオニ…
ハコベラとは、ハコベのことを指しているのですが、実は、ハコベと呼ばれる植物は2種あります。それは、コハコベとミドリハコベです。私は、ハコベ=コハコベと思っていたのですが、書籍によってはミドリハコベもハコベと呼んでいるので、「ハコベ」と言うと…
春の七草でいう「ゴギョウ」は、ハハコグサのことです。 ハハコグサは3月頃から黄色の花をつけますが、この時期は他の植物同様、花をつけずに草丈も10cm以下と小型です。 この時期のハハコグサは1枚の葉は2cm以下と小さいですが、写真のように葉を比較的多く…
ナズナは別名ペンペングサとも言われます。子供の頃、ナズナの茎についたハート型の実の柄を下に少し下げて、耳元でくるくる回して遊んだことはありませんか?この時、耳元でペンペン?と音がするからペンペングサと呼ばれたのかな? 冬のナズナは、まだ花は…