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家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

春が旬なスミレ-36.スミレ-

種類が多いスミレの仲間で、ストレートに「スミレ」と名がついているのが、このスミレです。
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スミレの中の基本中の基本ということかもしれませんが、このようなストレートな名称がつく植物も珍しいです。スミレは沖縄を除いて日本全国に分布します。山野の路傍や草が茂り過ぎない草地(芝草地や田の畦みたいな草地)に生育します。ごく普通に見られる種ですが、花の色、形といい、かなり整った容姿だと思います。アスファルトの隙間から生えてくることもあり、そんな時は美しさに"はっ"とします(街中で超美人やイケメンとすれ違う感じですね)。先日歩いた近所の水田にもあることはあったのですが、思ったより個体数が少なく、多数の個体を撮影することができませんでした。
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スミレは茎のないタイプの種です(マキノスミレの頁参照)。
スミレの特徴は次の3点です。
①花:花は濃い紫色で1.5cm程度の大きさ。側弁に毛がある(写真参照)
②葉:葉はヘラ型(バターナイフみたいな感じ)で無毛のことが多い。葉柄は翼(よく:柄まで伸びる葉の一部分)があります。
③生育環境:明るい路傍や草地に生育する。

似ているスミレとしては、ノジスミレやヒメスミレがあげられます。それらとの違いは紹介した際に説明します。