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家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

自宅でみつけたロゼット-10.ハルジオン-

「麦畑のロゼット」で話を進めていましたが、ヒメジョオンが出たらハルジオンでしょ!そういうわけで、急きょ、ハルジオンを紹介します。

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ハルジオンはヒメジョオンとよく似た植物として知られていますが、見慣れれば、それほど似ていません。ロゼットもヒメジョオンとはだいぶ異なります。

ハルジオンのロゼットの特徴は次の3点です。
①色合い:明るい黄緑色をしています。
②葉の形:少し幅広(2-3cm)のへら形です。ヒメジョオンのような明瞭な柄はなく、オオアレチノギクよりは幅広です。ヒメジョオンとオオアレチノギクをたして2で割った感じです。
③毛:短い毛が全体にあります。オオアレチノギクに似た感じですが、オオアレチノギクよりかは量が少ない感じです。

ハルジオンも北アメリカ原産の外来種で、日本全国に帰化しています。ヒメジョオン同様、道端の草地や耕作地周辺などに生育しています。ヒメジョオンと同じ場所にはえていますが、ヒメジョオンとハルジオンの雑種というのは聞いたことがありません。似ているから気があいそうなものですが(それとも逆か)、不思議なものです。

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ハルジオンとヒメジョオンの成長してからの違いは、いろんな図鑑に書いてあるので長い説明は省きますが、私は、葉のつき方でよく確認します。下の絵のような感じで、ハルジオンとヒメジョオンは葉のつき方が異なります。花がついている場合は、つぼみの時、ハルジオンはうなだれ気味で(写真だと表現できていない・・・)、ヒメジョオンはシャキッと上を向いています。ハルジオンのつぼみのうなだれ方が貧相なためか、子供の頃は貧乏草と呼んでいました。
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