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家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

麦畑のロゼット-8.オオアレチノギク-

オオアレチノギクのロゼットは写真のような感じです。

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オオアレチノギクのロゼットの特徴は次の3点です。
①色合い:白っぽい緑色(白っぽく見えるのは毛のせい)。
②葉の形:葉は細長くやや浅い大きめな鋸歯。
③毛:白色の短毛が葉全体にはえ、手で触ると少しふわっとした感じがします。特に若い葉では毛が密生しているのがよくわかります(黄色の丸)。

オオアレチノギクは南アメリカ原産のキク科の外来種で、これも日本全国に帰化しているようです。ただ、私の感覚では、北日本では少なく、ヒメムカシヨモギの方が優勢なような気がします。ヒメムカシヨモギが北米原産で、オオアレチノギクが南米原産だからでしょうか?

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生態は"アレチ"と名前が示すように、放棄耕作地や路傍等の荒地にはえます。成長するとヒメムカシヨモギと大きさ、雰囲気もそっくりです。植物を勉強し始めたころ、この2種の違いがなかなか覚えられなかったのを思い出します。

成長しても葉の雰囲気はかわりません(短毛が多い)。花が咲くと、舌状花がないので、ヒメムカシヨモギと区別がつきやすくなると思います。

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