身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

麦畑のロゼット-12.スイバ-

外来種が続いたので、在来の植物も紹介します。
これがスイバです。

イメージ 1

スイバもこの時期は鮮やかな赤味を帯びます。写真は数個体がまとまっているのでだいぶ大きいですが、1株だけだと葉の枚数は10枚前後です。スイバのロゼットの特徴は次の3点です。
①色合い:この時期は赤みがとても強いです。
②全体の容姿:あまり葉が地面にへばりつかずにやや立ち気味。あまり似た植物がないので、全体の容姿が特徴です。
③葉の形:下の写真の黄色の丸の部分、葉身(植物用語でようしんと読む:葉の面的な部分)葉柄(植物用語でようへいと読む:葉の柄の部分)が接続する部分が矢尻型になるのが特徴です。

イメージ 2

成長すると0.5~1m程度になって、花なのか、実なのかよくわからない花をつけます。道端によくはえるので、小学校の帰りに茎を折ってなめたり、かじったりしたことありませんか?すっぱい味がして、子供の頃なめたりしてましたね。
でも、山菜の本によると、これはシュウ酸のようなので、生で多食しないほうがよいとありました。

イメージ 3

スイバはギシギシ属という仲間の植物で、この仲間はギシギシ、ナガバギシギシ・・・のような○○ギシギシという似たような種がたくさんあります。でも、スイバだけは、葉の写真で示したように、矢尻型をした葉の形が特徴で、すぐに見分けることができます。