身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

林縁・やぶの草

シソ科植物は花がきれい!-99.カキドオシ-

花は存在感があるのに、意外と目立たないのがこのカキドオシでしょうか。 岐阜県関市にて(4月12日)。以下、撮影場所・撮影日同じです。 花は大きいですし、数も多いのですが、なんか遠目に見るとぼやけて印象に残りません。花の色が淡いのと、明瞭な花序(…

平地の夏の花-72.ヤブガラシ-

とても強そうな名前のヤブガラシです。 神奈川県平塚市(7月7日)にて。以下、場所・撮影日同じです。 もう少し近づくとこんな感じです。 つる植物で、藪を枯らすほどの勢いで成長します。河川敷などでは、ヤブガラシにからまれてひん死の低木を見ることもま…

平地の夏の花-71.ヘクソカズラ-

なんとも失礼な名前をつけられたヘクソカズラです。別名にヤイトバナという名称もありますが、覚えやすいヘクソカズラの方が浸透していると思います。 神奈川県川崎市(7月1日)にて。 名前の由来は葉をもんでにおいをかぐと臭いからです。どのくらい臭いか…

初夏と言えばスゲでしょ!-57.ヤブスゲ-

本稿の前に紹介したマスクサに似ているヤブスゲです。 山梨県(6月25日)にて 遠目に見た雰囲気はマスクサに似ていますが、穂や葉の幅はマスクサよりも細く、全体的にマスクサを華奢にしたような感じです。ヤブスゲという名前から推察できるように、低地の明…

初夏と言えばスゲでしょ!-56.マスクサ-

小さな小穂が密集するタイプのスゲを紹介します。マスクサです。 神奈川県(5月20日)にて このタイプのスゲ類の中では、マスクサは関東地方以西の低地で最も普通と思われます。植木にくっついて来たらしく、自宅の庭にもよく生えてきます。成長すると大きな…

初夏と言えばスゲでしょ!-55.シラスゲ-

ヒメシラスゲ節の仲間を一気に紹介します。シラスゲです。 神奈川県(5月20日撮影)にて 同じヒメシラスゲ節のため、果胞(かほう)の形状はヒゴクサと似ていますが、全体的な雰囲気はあまり似ていません。ヒゴクサやエナシヒゴクサ同様、地下茎で増えるので…

初夏と言えばスゲでしょ!-54.ヒゴクサ-

エナシヒゴクサと紹介の順番が逆な気もしますが、ヒゴクサです。 ヒゴクサ。エナシヒゴクサの時と写真が同じです(神奈川県.5月) 基本的な生態はエナシヒゴクサと同じです。草丈は30cm前後で、北海道~九州まで広く分布し、明るい樹林内、林縁、草地に生育…

初夏と言えばスゲでしょ!-53.エナシヒゴクサ-

今回紹介するスゲは、これまでのスゲに比べると少し存在感がうすい、エナシヒゴクサです。 茨城県.5月 草丈は30cm前後で、雌小穂の長さが1~2cmと小型のため、ちょっと目立たないかもしれません。エナシヒゴクサは北海道~九州まで広く分布し、明るい樹林内…

春の畦に咲く植物-45.ヤブタビラコ-

これがコオニタビラコに似ている、ヤブタビラコです。 写真は複数の個体が近接して生えているため、かなり大型の個体に見えます。ただ、1個体でみてもヤブタビラコはコオニタビラコよりも植物体が少し大きいです。 ヤブタビラコはキク科ヤブタビラコ属の越年…

徳島で出会った植物-26.カテンソウ-

竹林の中や縁でみつけたカテンソウです。 カテンソウは本州・四国・九州地方の林縁に生育するイラクサ科の多年生草本(少なくとも2年以上生存し、2回以上開花・結実する植物)です。イラクサ科の植物の多くは、花が小さく、色も地味で目立ちません。顕微鏡で…

徳島で出会った植物-25.ヤマネコノメソウ-

水田の植物が続いたので、林縁(りんえん:林の縁周辺)の植物を紹介します。これはヤマネコノメソウです。 ヤマネコノメソウはユキノシタ科ネコノメソウ属の植物で、北海道西南部~九州地方までに分布します。ネコノメソウの仲間はじめっとした湿地や、渓流…

すぐに覚えられる常緑植物-17.コシダ-

次はコシダです。 コシダはウラジロと同じ仲間のシダ植物です。 葉の形はウラジロと違いますが、雰囲気や色合いは似ていますよね。この独特な形は、似た植物がないので覚えやすいと思います。ウラジロと同じように地下茎で増えるので群生しますが、ウラジロ…

すぐに覚えられる常緑植物-16.ウラジロ-

すぐに覚えられる常緑の植物として、ウラジロがあります。 ウラジロはシダ植物で、正月のお飾りとしても使われ、多くの方がご存知だと思います。 よく知られた植物ですが、この植物、どれが1枚の葉と呼ぶべきなのか、図鑑を見てもちょっとよくわからない感じ…