身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

ネバオクラすげ~(2020.10.3)

夏野菜の畑はすっかり終わりです。そろそろ冬の野菜のためにおじいさんが畑を整備するそうです。

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例年だと早ければ8月下旬、遅くとも9月に畑を整地してしまいますが、今年は遅くまで残してもらっています。それは、このネバオクラのせいでしょう。

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このオクラは本当に優秀な品種でした。背丈は2m近くまで伸び、根元直径が6cmにも達しました😲!もう殆ど低木です。こんなに巨大になったオクラは初めてです。しかも大きさだけでなく、実つきもよく、筋も柔らかく、とにかく美味しかったです😆。

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この日もこれだけ収穫できました。8月に入ってからはだいたい2日に1回のペースでこのくらい収穫できました。これはだいぶ元を取りましたね。驚くことにまだ花も咲いていて、これなら霜が降りるまでは収穫できるのでは…という勢いです。

とは言っても、オクラに居座られると冬の野菜や玉ねぎが栽培できません。残念ですが、そろそろお別れの時期になりそうです。ところでこんなに大きくても抜けるのかな?

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昨日夕方のニュースで、「トビイロウンカの被害が出ているので注意を」と言っていました。大発生は約20年ぶりとのことです。今朝畑に行く途中、もうすぐ収穫という時期の水田でトビイロウンカによる被害が出ていました。ミステリーサークルのように円形に枯れているのが被害の状況です。先週はこんなになっていなかったので、最近入った感じでしょうか。もうすぐ収穫なのに…。被害が少ないとよいですが、ちょっと心配です。

秋のお彼岸の花-331.ヒガンバナ-

秋のお彼岸(今年は9月25日が彼岸明け)を過ぎたら急に涼しくなり、10月に入ってからは半袖短パンではちょっと肌寒いかもという感じになってきました。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言い当てています。そんな秋のお彼岸を代表する花と言えばヒガンバナですね。

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岐阜県関市にて(9月27日)。以下、記載ないものは撮影場所・撮影日同じです。

この花を知らない人はいないでしょう。群生地が観光スポットになるくらいですものね。紹介するまでもないですが、ちょっとした豆知識を。

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鱗茎で増える多年草なので群生することが多い。1本の茎からはこんな感じ。

ヒガンバナヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草(たねんそう:地下部が2年以上生存し、毎年花や実をつける)で、日本全国に分布します。日本全国に分布するので在来種と思われる方もいるかもしれませんが、古い時代に中国から渡来したと言うのが通説です。いつ誰からどのように聞いたかは忘れてしまいましたが😅、梱包材として伝わったとのことです(諸説あるかもしれません)。今で言えば、通販の発砲スチロールの梱包材といったところです。どの部分を梱包材に用いたのかは少々謎ですが、球根(正確には鱗茎)か、葉といったところでしょうか。本来の在来種ではないという証拠ではありませんが、基本的には実ができないため、種子ができません。ですから、日本全国への分布は基本的に人が持ち運んだと考えるのが妥当なようです。

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どこを見ても葉らしいものが無い…。どれが葉?

梱包材で話題になったヒガンバナの葉、どこにあるかわかりますか?正解は「ヒガンバナの葉は無い」です。正確には「今は葉が無い」です。

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枯草の中で青々と茂るヒガンバナの葉。多少の霜は平気みたい(2月16日)。

ヒガンバナの葉は晩秋に伸びて冬から春の間は青々と茂りますが、夏になると枯れてしまい、秋のお彼岸の頃になると花茎だけを伸ばして花を咲かせます。

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こんな感じで水田の畦に帯状に生育することが多い。モグラ除けの結界か?

ヒガンバナが人里に多いのは、人が植えたからですが、植えた理由は「花がきれい」というだけではないようです。ヒガンバナは有毒植物で、鱗茎(球根)にアルカロイド系の毒素を含みます。そのため、ヒガンバナを畑や水田の周囲に植えておくとモグラが入ってこないというのを聞いたことがあります(真偽は不明)。また、鱗茎の毒は鱗茎をつぶして何回も洗うと毒素が抜けて澱粉が取り出せます。そのため、飢饉の時の非常食として植えたという話もありますね。

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こんなに美しい花なのに縁起の悪い名前が多い。そのせいか切り花にされることも少ない感じがします。切り花にされないのは花が長持ちしないことも関係か。

ヒガンバナの別名はマンジュシャゲ死人花、幽霊花、毒花…、地域によって非常にたくさんあるようです。彼岸や有毒という視点からオドロオドロしい感じのものが多いですが、別名が多いということは人々との関りが深かったことが読み取れます。

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お花見は人様だけではないようです😄。誰がどこで花をめでているかわかりますか?

ヒガンバナの1個の花は4日程度しか持たないようです。まだ見頃だと思うので(今年は開花が遅かったような気がするのは気のせいか🤔)、ヒガンバナを見ながらの気持ちいい散歩がこの時期はおススメです。

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①葉:冬場に30cm前後の細長い葉を密につけます。質感はゴムのような感じで、深い緑色、中央にうっすらと白線が出ます。

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②花:説明はいりませんね。黄色いヒガンバナがあったら、それはショウキズイセンです。白いヒガンバナがあったら、それはショウキズイセンヒガンバナの雑種のシロバナマンジュシャゲだそうです。

南海展望公園-(三重県南伊勢町)-

志摩の海といえば、複雑に入り組んだリアス式海岸が有名ですね。でも、リアス式海岸の全容は、海辺に立ってもなかなかわかりません。そんな時おすすめなのが展望台です!

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南海展望公園から見た五ヶ所湾奥。肉眼ではもっときれいに見えたのですが、私の腕だとこれが限界。肉眼をもってしても全容把握は難しい。

志摩の海を見渡す展望台はいくつもありますが、今回は密を避けてマイナーな南海展望公園を訪れました。この展望台からは五ヶ所湾のリアス式海岸熊野灘を一望することができます。

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断崖にも樹林が形成されるのがすごい!この大半はウバメガシ。濃い緑が断崖や青い海に映えます。常緑樹なのでいつ来てもこんな風景が見られます。

駐車場から展望台までは整備された尾根道を歩いて10分ぐらいです。五ヶ所湾の切り立った岸壁の上に成立する緑の森の殆どはウバメガシの樹林で、南海展望公園の尾根道もウバメガシの低木林となっています。ウバメガシは海風と乾燥に強い常緑樹で、志摩の海の海岸沿いの樹林の優占種となっています。

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物語の1コマのような風景。風をきって進むボートとヨットが気持ちよさそう。

展望台は360°の見晴らしで、リアス式海岸の青い海と緑の森、灯台、眼前を行き交う小さな船、漁村、全てが箱庭のようにきれいに収まっています。

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熊野灘方面の眺望。手前の砂洲の奥が大池。大池は地学用語だとラグーン(潟湖)と呼ばれ、珍しい地形のようです。確かにリアス式海岸が陸地の沈降や海進で出来たことを考えると、この部分になんで砂洲ができたのだろう?と思ってしまいます。

一方、熊野灘方面は広大な水平線を見渡すことができます。4連休なのに観光客が殆どいなくて、きれいな景色を自由に満喫できました。ただ、どうしても斜めからの景色になってしまうので、複雑な海岸線を完全には把握できないんですよね~。低空の空から眺められたら面白いでしょうね~。

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散策路で目立つのはこのウラジロ(大きい葉)とコシダ(小さい葉)。

展望台までの遊歩道は尾根道ということに加え、チャートの岩場がむき出しになっているところもあり、土壌水分の観点から見ると植物の生育には厳しい環境と言えます。そのため、ウバメガシ以外では、そのような過酷な環境に適応できるウラジロコシダといった特定の植物が旺盛に生育していました。植物を見慣れた人から見るとあまり面白くない環境ですが、他の地方から来た方(特に北日本や東日本から来られた方)でしたら、それなりに面白く感じることができると思います。

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ハゼノキ。関東南部以西に分布。小葉の一部だけ赤くなるのが面白い。和ろうそくの原料となります。

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カンコノキ。近畿以西に分布。小低木で見慣れない葉の形と刺が特徴。

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コゴメスゲ。関東南部以西に分布。スゲの仲間では珍しく秋に実をつける。海岸沿いに多い。

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ハイメドハギ。これは東北地方にもあります。遊歩道を這うように生育していますが、メドハギが踏まれてこうなったわけではありません。元から這う性質です。

南海展望公園までは車で行けますが、かなり細い道を通ります。車がすれ違えない場所もあります。免許とりたての次男がこんなところ怖くて運転できん…😱と言っていました。私はそんな道もよく通るので平気ですが、訪れる方は車の運転にご注意ください(まあ、観光客少ないのでそうそうすれ違わないと思いますが)。

海釣り リベンジ❗(2020.9.22)

9月の4連休のうち2日間、Go toを利用して家族で伊勢・志摩に出かけました。「志摩に行くなら釣りして~」ということになり、私も夏の釣果がいまいちだったのでリベンジすることになりました。

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釣りをした突堤。初心者・ファミリー向けのようです。写真は22日撮影です。

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市場前や船着き場周辺の岸壁で釣ってもよいみたい。海がきれい!

宿から近い波切漁港(志摩市の大王崎のところ)に釣りに行くことにし、前日に下見までしました(気合十分)。さすが志摩の海ですね。水がとてもきれいで魚影もよく見えました。下見時にあまり釣れている感じではありませんでしたが、魚影が多数見えたので、「釣れそうだね~😄」なんて言いながら、その日は餌のみ購入して帰りました。

餌は当然、オキアミです😄。またサビキです😄。下見時にも結構サビキ釣りをしている人がいたので、いいんじゃないですかね。

釣り当日は朝5時半にいざ出陣!竿を出して早々に下の息子がメバルを釣りあげました。「幸先いいね~」なんて言いながら続けたものの、その後は殆ど当たり無し…😒。場所が悪いのか?と少し移動して餌が無くなったところで戻ると、上の息子が何やら大きめの魚を釣りあげていました。ただ、「イテェ~。棘が刺さったわ~」とボヤいています。見るとアイゴのような雰囲気…。私も初めて見た魚だったので、自信はなかったですが、痛がっている様子から多分アイゴだと思いました。幸いにも自分で毒をしぼり出し、流水で洗ったせいか、それほど痛みは長引かない様子でその後も釣りを続けていました😅。素人感満点でしょっ😅。

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それで、私はと言いますと、フグ2匹でした…。

7時半で1回戦終了(宿の朝ごはんです)。あまり当たりがない感じでしたが、周りも似たりよったりといった感じで、青魚は全く釣れている気配がありませんでした。朝食後にオキアミが少し残っていたため、短時間ですが2回戦を行いましたが、そちらはほぼ全く当たり無し…。結局、青魚は回遊してこないで、見えている魚も釣れないという、微妙な結果となりました。そう言えば、餌を買った際に地元のおじさんに「サビキで釣れますかね?」と聞いたら、「まあ、釣れる日もあるけど、釣れない日が多いかな」と言っていました(そう言いつつ、おじさんはオキアミ購入していましたが…)。地元のおじさんの見解は正しいようでした。

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この日の釣果です。あと手の平サイズのイシダイも釣れましたがリリース。

ところで、わりと大きなアイゴ、食べられるのかな~と思い、ネットで調べてみると、臭くて食べない西日本では煮つけで食べる等のコメントが多く見受けられました。ただ、ヒレに毒はあるけど食べられることは間違いないようでした。せっかくなので帰ってから煮つけにしてみました。確かにはらわたを出すときは他の魚に比べて臭いがキツかったですね。また、はらわたの量もメバルに比べると多く、オエ~ッとはなりませんが、ウッ😨という感じにはなりました。

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味に若干の不安を覚えましたが、食べてみるとかなり普通の白身魚でした。脂ののりは殆ど無いですが、パサパサした感じは無く、身がしまった淡白な味わいでした。臭みは殆ど無かった(湯引きはしました)ので、意外でした。私的には食べる派かな~。

餌を買った際におじさんが、アジ釣るなら10~11月がいいよ。11月は結構大きい型が入ってくると言っていました。ちょっとリベンジしたいような…。ただ、私のセンスの無さは明らかなので、どうしたものか。

夏の作業着はどうしたものか…(結果)

コンプレッション+半袖作業着の組合せで調査を始めて3週間が経過しました。多分快適だと思います😐。

歯切れの悪い結果になってしまいましたが、実は9月に入ってから8月後半のような猛暑の現場が殆どありませんでした(それはそれでよかった😄)。これまでの半袖速乾シャツ+夏用長袖作業着でも耐えられそうな気候でのテストだったので正直効果が分かりづらかったです。

耐えられる暑さとは言っても、かなり汗をかく日はありました。その時、コンプレッション+半袖作業着の場合、「汗でベタベタだ~」という雰囲気はありませんでした。長袖作業着を着ていたら汗でベタベタになり、「昼休みは脱いで干しとこ~」という感じになるのが普通でしたが、そういったことが無かったので、長袖作業着よりは快適だったと思います。

気になった生地の薄さですが、アズマネザサの笹薮をこいだ時は破けたりということはありませんでした。なので、普通の藪程度であれば問題ないと思いました。

ただ、やぶ蚊の多い場所にいた際、ひょっとしたら生地の上から刺されたかもしれません。肌を出していないところで痒いところがあったので…。ただ、これも生地の上から虫よけスプレーをしておけば、やぶ蚊にたかられるということはなかったので、大きな問題はないと思いました。

この4連休の後は秋らしい天気になると言っていたので、コンプレッション+半袖作業着も今シーズンは終わりかもしれません。コンプレッションを着た際はちょっとしめつけ感が気になりましたが、最近は気にならなくなってきました。来シーズンはもう少し買い足して、早めにこの格好で作業したいと思います😆!

コンプレッションに対して希望を言えば、もう少しカラーバリエーションがあるといいな~。どうしても格好良さを採用すると黒系統の色ばかりになってしまいますね。黒は野外で蜂や蚊を引き寄せるので、着たくない色なんですよね…🤔。かと言って白だとすぐ汚れるし…。迷彩柄や今回私が購入したようなグレーはダニがつくとわかりづらいかな…。淡いグリーンやブルーなんかだと作業着っぽくていいような気がするんだけど、そんな色あるかな?

和三盆のポルボローネ 四角いクッキー

道の駅 白馬(長野県白馬村

子供:★★★すごくおいしい

大人:★★★すごくおいしい

ポルボローネとは口に入れると溶けるような感じのクッキーのようです。確かに口に入れるとフワッとなくなってしまい、新食感のクッキーでした。味も優しい甘さでグッド!お茶にもコーヒーにも合います。

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