身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

野外調査のIT化の波はいつくるのか?

先日、10年以上前にやった調査を再び調査する機会を得ました。この調査は植生をモニタリングすることを目的としているため、調査内容は10年以上前とほぼ同じでした。そして、10年以上前と同じように人の背よりも高いヨシ原をかきわけ、かきわけ進む、なかなか厳しい調査でした
調査はモニタリングを目的としているため、「内容や方法をガラッと変えてしまうわけにはいかない」と思いつつも、「10年以上たってもやり方が変わらないというのもなんだかな~」と思ったのも事実です。

10年以上前といえば、まだガラケーだったのが、今ではスマホに。
10年以上前といえば、車の自動運転なんか考えられなかったが、今では試験段階まできて、自動ブレーキ程度はできるようになっている。
10年以上前といえば、航空写真は飛行機に乗って撮影してもらうものだったのが、今では手軽にドローン撮影も可能に。
10年以上前といえば、人工知能ターミネーターの世界だけだと思っていたが、今ではAI搭載のロボットがでてきたり。

10年以上経過すると、世の中はだいぶ変わった印象を受けるが、野外調査は全く変わらず、人が調査しなければならない(ここまで変わらないのは驚異的?)。もちろん、この業界もそれなりに進歩して、特にGPSは便利になりましたね。おかげで、今回はヨシ原で迷ってさまようことは殆どなかったです

ちまたではAIに仕事が奪われるという噂もちらほら聞きますが、ここ10年程度の経過をみると、野外調査に関してはその心配はなさそうです。というか、野外調査にIT化の波はくるのか?
今後10年ぐらいは、このままの感じでいくんじゃないかな~と安堵しつつ、その後は体力的にも厳しくなってくるかもしれないので、AIが少し調査してくれると助かるのにな~、なんて思いました。