身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

岐阜県関市 モネの池

少し前から話題の関市の観光スポットです。以前、平日に池の駐車場を通過したことがありましたが、それほど車も止まってなく、「ネットや新聞で話題になっているほどではないな・・・」と思っていました。

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今回、梅雨時の週末に訪れる機会があり、観光客の多さに驚かされました。写真ではそれほど多くないでようすが、この場所のわりには多いと思います
ここまで人を引き付けるモネの池とはいったい・・・。

百聞は一見にしかず。

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絵画は全くのど素人ですが、おーっ、モネの池っぽい!天気が曇りでいまいちでしたが、日の光が差し込めばさらに複雑な色合いになりそうです。さらに写真の技術があれば、より本物?に近づくかもしれません。

ただし、休日は人が多いですね・・・。本当は池全体がわかるような写真も撮りたかったのですが、人が大勢写ってしまうので、撮影しませんでした。撮影目的なら平日や早朝などがよさそうです。

モネの池は小さな水田1枚分ぐらいの大きさで、湧き水で涵養された「ため池」です。そのため水の透明度が高く、とてもきれいで水底まで見えます。「ため池」の多くは平野部につくられることが多く、水の動きも少ないため、たいてい水は濁っています。水質の面からみると「モネの池」はちょっと異質な「ため池」と言えます。

水中に生育している植物はスイレンコウホネ、フトヒルムシロで、魚は錦鯉(コイ科の小さな魚もいましたが種類は不明)です。

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スイレンは明らかに植栽されたものです。もちろん池の錦鯉も人が放したものです。

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コウホネも花が枯れてくると朱色に染まるベニコウホネだったので、植栽起源でしょう。

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フトヒルムシロのみが自然に生育していた植物と思われます。

モネの池は山間地の水のきれいな「ため池」に人間が植物と錦鯉を加えることによってできた、自然の美と人工的な美が融合した面白い「ため池」といえます。
どうしても野生の植物に目がいってしまうため、個人的には自然な名もなき池のほうが好きですが、こういう池もありだと思います。何よりも集落の方々が大切に管理しているところがいいですネ。池だけでなく周囲の山村の雰囲気を眺めると、心も体もリフレッシュできると思います。

おまけ。まわりで咲いていた花。

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ウツボグサ。うちの庭にもあるのですが、庭のものより色が濃い感じ。


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ドクダミ。うちの庭では増えて困るので抜かれてばかり。やはり野生が一番。