身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

佐賀県佐賀市 嘉瀬川ダム

今年初めて訪れた湖、富士しゃくなげ湖です。

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名称からわかりますが、この湖は嘉瀬川ダムによって形成された人造湖です。嘉瀬川ダムは、背振山地を源流として有明海に注ぐ嘉瀬川の上流部につくられたダムです。平成24年に完成した、国内でも指折りの新しいダムです。

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ム湖の周辺は見た感じスギ・ヒノキ植林が大半を占めるようです。広葉樹林の多くは二次林(にじりん:自然および人為によって樹林が破壊され、その後再生した樹林)で、どうも常緑樹まじりの落葉広葉樹林が多いようです。北九州地方は昔から人が住んでいるので、立派な樹林は少ないですね。また、ダム湖周辺の標高は300700mとやや高いため、落葉樹が多いのかもしれません。実際、嘉瀬川を下っていくと、常緑広葉樹林が目に付きました。
ダム湖のまわりは山奥というイメージがありますが、近くに古湯温泉街や、集落もあり、秘境感は全くありません。新しいダム湖だけに、ダム湖周辺に散策路なんかもあり、植物を観察するにはよいところだと思いました。

今回は、天候に恵まれ、春の植物をたくさん見ることができました。写真を撮ることができたいくつかの植物を紹介します。

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ヤマフジ。ちょうど花が見ごろで最高でした!本州のフジと異なり、房が短くポチャッとしています。花がないとフジかヤマフジか迷いますが、この時期ならすぐにわかります。

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ウマノアシガタ。水田まわりや明るい水辺で花盛り。

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オヘビイチゴ。先のウマノアシガタを含め、水田まわりは黄色の花がいっぱいです。

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アオハコベ。花びらのないハコベの仲間です。見慣れない植物ですが、こちらにはたくさんありました。

先日の熊本・大分地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。九州地方の自然はとても素晴らしいので、地震活動が収まりましたら是非足を運んでいただけたらと思います。何もできませんが、「九州に行きたい!」と思っていただけるような自然や植物をたくさん紹介していけたらと思います。