北国で出会った植物-103.エゾオオヤマハコベ-
昨年は北の地方に出かけることが多かったです。今年のおみくじでも「遠出がよし」とあったので、また、出かけたいですね。北国で撮影した植物達が眠っていたので、一気に紹介したいと思います。まずは、エゾオオヤマハコベです。
茎の先にまばらに多数花をつけます。間延びしてちょっと撮影しづらいです。
エゾオオヤマハコベはナデシコ科ハコベ属の多年草(たねんそう:地下部が2年以上生存し、毎年花や実をつける)です。春の七草のハコベラと同じ仲間ですが、とても大きくて見栄えがよいです。花びらの形もハコベラとは全然違うので、最初に見たときは同じ仲間とはすぐにはわかりませんでした。
群生するのですが、花が白なのでやや地味。でも、実物は写真以上にきれいです!
エゾオオヤマハコベの特徴は、次の3点です。特徴的な植物なので、すぐに覚えられると思います。
①サイズと生え方:50-80cmcm程度で、群生します。
②葉:楕円形の葉を対生(たいせい:葉が対になって着く)します。葉や茎には銀色の絹のような毛が密生します。
③花:花の直径は1.5cm前後。花びらは白色で5枚、先はぎざぎざに切れ込みます。