身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

飯豊連峰縦走(2日目:門内小屋→北股岳→烏帽子岳→御西小屋)

朝から雨風強し・・・。西風がすごかったです。とても写真どころではありません。1日この調子かと憂鬱になりましたが、北股岳周辺では雨もあがり晴れ間が出てきました。


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北股岳山頂2024.8m(8月26日)。

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←矢印側が西側。稜線。→矢印側が東側。風は→の向きで吹きます(8月26日)。

北股岳から北西側の門内岳を見てみました。写真の向かって右側が東側、左側が西側の斜面になります。西側の斜面は白っぽい緑色のササ草地(チシマザサ群落)が多く、稜線付近に濃い黄緑色のナナカマド-ミネカエデ群落が広がります。初日と同じパターンです。
一方の東側ですが、岩が目立ち、かなり急峻です。長い年月で雪が岩を削ったのでしょうか?このような場所では草本類が多いですが、雪田付近に生育するヌマガヤ、イワイチョウ等の湿地生の植物は少なく、ノガリヤス類、トリカブト類、タカネマツムシソウ、ハクサンボウフウ等からなる高茎草本群落が成立します。

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石転び沢の雪渓(8月26日)。

股岳から東側の石転び沢の雪渓です。この雪渓は一年間残るようです。もう2月もすれば雪がちらつくかもしれませんからね。

北股岳を過ぎると、再び雲行きが怪しくなり、烏帽子岳を過ぎると再び雨に。稜線の西側を歩くと強風で体がふらつきます・・・。天狗岳のところはかなり怖かったです。それでもなんとか御西小屋に到着。結局、この日も植物写真はとれませんでした・・・。