徳島で出会った植物-29.ミミズバイ-
今回はちょっと変わった名前の植物です。ミミズバイ!
全体の雰囲気。これで1.5m程度です。
葉はこんな感じです。
虫の名前がつくのは、コオロギラン、スズムシソウ・・・、でも、無脊椎動物の名前がついてる植物は少なく、ミミズがつく植物ってなかなかイメージできないですよね。私もこの植物を最初に見たとき、どこが“ミミズ”なのかよくわかりませんでしたし、今も名前の由来はわかりません。
ミミズバイの特徴は次の3点です。
①葉の形とつき方:葉は互生(ごせい:葉が交互につきます)します。葉の形は狭倒卵形(きょうとうらんけい:葉の柄の方を頭とした狭い卵形)です。葉の先はとがりますが、つんつんにはとがりません。葉の基部(柄の方)はくさび型で短い葉柄につながります。鋸歯(葉の縁のぎざぎざ)はありません。
②葉脈と葉の色:透かすと、主脈、側脈以外の細かい脈まで見えます。葉の裏側は青白いです。
③全体の形状:低木か亜高木で、多くは10m以下です。