春の七草-5.コオニタビラコ(ホトケノザ)-
春の七草でいう「ホトケノザ」はコオニタビラコを指します。「ホトケノザ」って、ピンクの花のやつだよね?とおっしゃる方は、植物を知っている方です。私も「ホトケノザ」と聞けば、ピンクの花を思い浮かべます(次はホトケノザでいこう!)。
コオニタビラコは、直径1cm程度の、タンポポのような黄色い花をつけますが、冬の時期は咲いていません。冬はタンポポを貧弱にしたようなロゼットの状態ではえています。これが、春の七草の中では一番見つけるのが難しいです。
あとは、図鑑なんかと絵合わせするか、経験者に見てもらうかといった感じです。
特に似た植物としては、ヤブタビラコがあげられます。これは、冬の状態では多分区別があまりできないと思いますが、水田ではなく、通常谷沿いの湿った林縁などに生育しています。谷津田みたいな環境だと、コオニタビラコなのかヤブタビラコなのかわからなくなる時があります。