まさか本当にやってくるとは！－（連続殺●事件その後）－

新人刑事：大変です！！死体がありません！

ベテラン刑事：何だって！！見張りはどうなっていたんだ！！

新人刑事：すみません！しばらくは見張っていたのですが、まさかホシが本当に現れると思っていなくて…、最近は見張りが手薄に…なってしまいまして…。

ベテラン刑事：…。（まあ、オレも本当に現れるとは思っていなかったが、本当にやってくるとは…。特に今年は暖かいから、エサには苦労しないと思っていたんだが…。）

新人刑事：ん？何か暖かいのが関係あるんですか？あっ！まさか、ガイシャは生きていて、暖かくなったから逃げて行ったということでは…。それはそれでミステリーですね。なぜ、ガイシャは殺されたふりをしていたのか…。

ベテラン刑事：オイオイ…。（そんな訳ないだろう。）よく見て見ろ！現場をしっかり調べるんだ！！

新人刑事：うわぁぁぁぁぁぁぁ！

ベテラン刑事：今頃気づいたか…。

新人刑事：頭だけが落ちています！これはひどい！どうしてこんなことに…。

ベテラン刑事：（やっぱり食べたということか…。）

新人刑事：どうしましょう。道路封鎖して、検問でも行いますか？それよりも上層部には何と言って報告したら…。

ベテラン刑事：そんなに遠くに行ってはいないと思うが、現行犯逮捕以外は難しいだろう。ここに現れた時がチャンスだったが、こうなっては、モズ、捕まらないだろう…。死体が見つかった時の報告書は既に上層部に提出したのか？

新人刑事：すみません…。まだ報告書できてないんですよ…。

ベテラン刑事：そうか…、現場の見張りはお前だけだったのか？

新人刑事：ハイ…。みんな忙しそうだので…。

ベテラン刑事：死体もきれいに無くなってしまったことだし、今回の件は“幻～”ということにしておくか…。（でも、次こそは現行犯逮捕してやるからな…。）

新人刑事：…。

ベテラン刑事：連続誘拐事件の見張りたのんだぞ！今度はぬかるなよ！

新人刑事：ハイ！

いや～いつの間にやってきたんでしょう。家内はだいぶ前に無くなっていたというのですが、私は1週間前ぐらいにはまだあったような気がするんですよね。本当に食べに来るとは思いませんでした。意外と覚えているもんなんですね～。ただ、あんまり庭を殺●現場にしてほしくないな～。