身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

麒麟がくる-第4話より.スギナ・ドクダミ・ヨモギ-

麒麟がくるの第4話も薬草シーンがありましたね~。

今回は織田信秀の容態を探るために尾張に向かった医者の東庵先生から、その情報を聞くために光秀と菊丸が尾張に潜入するという話です。光秀は農民に扮し、東庵先生が向かった古渡城に菊丸とともに薬草を売りに行くというシーン。光秀と菊丸は背中の大きな籠に草をいっぱい詰め込んで運んできました。何が入っているのかな~。メチャクチャ気になました。
そして城でしばらく待っている間に、竹千代(徳川家康)を籠にかくまう場面で、草の種類が少しだけわかりました!!

認識できたのは、スギナドクダミヨモギの3種です。この3種はどこにでもある草ですが、あそこまで大量の草を準備したとしたら、それはそれですごいですね。ちなみにこの3種はれっきとした薬草です。小道具に本物の薬草を使うというところも手が込んでいます。

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スギナは路傍でごく普通に見ることができる薬草。岐阜県関市にて(4月9日)。

スギナは利尿、解熱、咳止めといった効果があり、かゆみ止めにも効くようです。乾燥したスギナを風呂に入れるとかゆみ止めの効果があるとありますね。

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ドクダミは林縁のような半日陰に多い薬草。岐阜県関市にて(6月25日)。

ドクダミは薬草として有名で、臭いをかいだだけでも薬感がすごいです。効能は便通がよくなるとか、消炎作用といったところがメインですが、動脈硬化の予防、急性腎炎に効果があるみたいなことも書いてありました。どこまで効果があるかわかりませんが、うちの実家ではお茶にして飲んでいます。

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さすがにこの状態のヨモギは食しません。薬草にするには何時頃がいいんだろう?新潟県五泉市にて(9月19日)。

ヨモギは草餅にも使うので、薬というよりは山菜といった印象が強いですね。薬効は解熱、冷え性改善、消炎といったところです。ちょうど今頃だと食べ頃のサイズになっていると思うので、白玉団子にまぜて食べようかな~。

ところで、今回の光秀と家康の出会いは実話なんでしょうか?それともフィクションなのでしょうか?