身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

平湯周辺の森-(岐阜県高山市)-

奥飛騨温泉郷平湯温泉岐阜県や長野県側から入った際の玄関口となります。安房トンネルを出るとすぐのところにある温泉で、近くには平湯のキャンプ場や平湯大滝といった観光地もあります。この平湯温泉周辺の森は散策路が整備されていて、森林浴をするのに最高です。

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下界は毎日35度を超える暑さですが、平湯周辺の森の中は下界に比べればかなり涼しいです!
 
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そして景観もウラジロモミ、トウヒ、コメツガを主体とした針葉樹林にミズナラ等の落葉樹が混じり、見た目には北海道チックで、目から入る情報だけでも体感気温がグッと低く感じます。

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これで平湯大滝まで歩いて見に行けば涼しさ倍増ですが、今回は残念ながら時間がなくて行けませんでした!
 
針葉樹が主体の遊歩道沿いは少し薄暗いこともあって、歩いていて「これは!」という花には出会えません。平湯大滝まで歩いていく川沿いの散策路は明るいのでもう少し花があるとは思いますが、真夏ということもあって花はちょっと少なめかもしれません。

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ヒメキンミズヒキ。秋にくっつき虫の実をつけるので遊歩道沿いに多い。

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こちらもくっつき虫の実をつけるヤブハギ。これも遊歩道沿いに多い。

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もうちょっと花が見たいな~という方には、平湯のキャンプ場から平湯峠に向かう車道沿いなんかもお手軽に花を見ることができるルートだと思います。周囲の森は基本的には二次林ですが、平湯峠付近にはダケカンバ群落、沢沿いではサワグルミ群落といった地形や標高と対応した植生が見ることができます。

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この車道は乗鞍スカイラインに続くのですが、乗鞍スカイラインはマイカー規制なので、車通りはとても少ないです。スニーカーで散歩しながら花の観察ができます。ただ、キャンプ場から平湯峠までは結構距離があり、植物観察しながら往復したら半日以上はかかってしまうと思います。時間的に余裕のある人向けかもしれませんね。
 
こちらの車道沿いで咲いていた植物はこんな感じです。

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ミヤマトウバナ。類似種があり、絵合わせで同定できない植物。決めてはガクの毛。

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ソバナ。きれいな花ですね。珍しい植物ではないですが花に出会うとうれしい。

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オオハナウド。初夏に咲くイメージだったのですが、まだ咲いていました。

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クサボタン。多分ただのクサボタン。ホクリククサボタンというのもあるのですが正直わかりません…。