身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

神奈川県植物誌2018の発刊

先日、クリスマスプレゼント?として「神奈川県植物誌2018が届きました。

イメージ 1

発刊については数ヶ月前に情報が入り、10月下旬に代金を支払いました。その後全く音沙汰がなく、「いつ届くんだろう?」と思っていた頃でした。クリスマスに届けるなんて粋なはからいです

神奈川県植物誌は継続的に改訂版(私は2001から購入)が出され、歴史的にも、内容的にも非常に充実した植物誌です。一方で、充実しすぎていて本の厚さがすごく、「枕に最適(硬くて高い枕好きの方)」、「筋トレに最適」、「腱鞘炎になる・・・」なんていう人もいらっしゃいましたが、今回はさらにパワーアップして届きました

イメージ 2
古い書籍は2001年版。新しい方はさらに厚みがある。

最初にケースを見た時は、「これは枕には高すぎる・・・、まじで腱鞘炎になるな・・・」と思いましたが、さすがに今回は2分冊になっていました。よかったです。

中身はまだちらっとしか見ていませんが、2001年版と殆ど変わっていない文章もありましたが、分布図は前回よりも充実していました。2001年版と比べると200種以上掲載種が増えていて、調査がより進んだことがうかがえます。新規掲載種の約3/4外来種のようですが、1/4は在来種となっているようで、このあたりは本文が当然新しく、とても楽しみです。神奈川県のように面積的が狭く、博物館やアマチュアの愛好家が充実していて、全県調べつくされているような雰囲気があっても、この17年間の改定作業で新分布種がみつかるんですね。岐阜県もがんばらないと


「神奈川県植物誌2018の新しい試みは、なんとネットで全ページがダウンロードできること。「それなら、本購入する必要ないじゃん!」と思う方も当然いらっしゃいますよね。でも、私のようなアナログの人は、植物を調べる際に、いくつかの図鑑を並べて開きますし、何回も頁をいったりきたりすることがあるので書籍の方が正直使いやすいんですよね(慣れもあると思う)。電子書籍だと、見ていない間にスクリーンセイバーが起動したり、スリープになったり、頁をスクロールさせるのが面倒だったり・・・ということで、結局、書籍を購入してしまうんですよね。まあ、これで\10,000なら、かなりお安いので、損した気分は全くありません。「神奈川県植物誌2018」、気になった方は、ぜひご覧ください。