河川堤防の植物-159.ススキ-

長野県大鹿村にて(9月2日)。秋の草の代表ともいえますね。
子供の頃は季節にうとかったのですが、最近はススキの穂が出てくるのを見ると、気温的には暑くても、秋だな~と感じます。年をとったからかな~。

長野県大鹿村にて(9月2日)。朝日に光るススキの穂。秋っぽいです。
河川敷の堤防でススキの穂が風になびいていると、スポーツの秋、食欲の秋、植物観察の秋・・・etc.夏休みとは違った気持ちで外出したくなりますね~。山に登って、温泉に入って、うまい酒飲んで、のんびりとどこか行きたいところですが、仕事が溜まって、それどころではないのが残念です
ススキはイネ科ススキ属の多年草(たねんそう:地下部が2年以上生存し、毎年花や実をつける)で、日本全国の草地に分布します。ススキは日本全国どこにでもあるし、お月見に欠かせない植物だから、誰でも知っていると思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか?「近所の河川敷にいっぱい生えているよ~」と思う方は、要注意です!

東京都府中市にて(10月17日)。こちらはオギ。ススキに似てますね~。
平野部の河川敷でいっぱい生えているのはススキによく似たオギかもしれません。今年の中秋の名月は、是非、本物のススキでお月見をしましょう。
ススキの特徴は次の3点です。



ススキに似た植物では、トキワススキ、カリヤス等がありますが、それほど頻繁に目にすることはないと思います。一番間違いやすいのはなんといってもオギです。この3点をてがかりに本物のススキを是非見つけて下さい。