北国で出会った植物-107.オニシモツケ-
北国でひときわ目立つ花の一つが、このオニシモツケだと思います。
北海道稚内市にて(7月18日)。以下、撮影日・撮影場所同じです。
とても見ごたえのある花です。つぼみが少しまじるくらいが一番きれいだと思う。
花びらは白だけど、基部は薄いピンク。おしべが長くフワッとした感じ。
白い泡のような花序は、小さな白い花の集まったもので、見かけのごつさと裏腹に、個々の花は小さくとてもかわいらしいものです。本当に泡といった感じです。きれいな植物は、持って帰りたいな~という欲望にかられることもあると思いますが、オニシモツケはスケールの大きな植物なので、野外で見るに限ります!これが植えられるお庭は相当広くないと・・・。
オニシモツケの特徴は次の4点です。花が咲けば、似たような植物はありません。
①大きさ:花が咲く頃には1.5m前後に達します。
②葉:長い柄があり、葉は人の手ぐらいの大きさで5裂します。葉柄(ようへい)の付け根には、茎を取り囲むような大きな托葉(たくよう:葉の付け根にある小さな葉状の付属片)があります。
③茎や花序:茎や花序(かじょ:花の集まり)の軸にはもじゃもじゃ毛がはえます。
④花:花びらの色は白です。つぼみの時は薄いピンク色を帯びます。