身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

徳島で出会った植物

徳島県徳島市にやって来ました!徳島にはたびたび来ていますが、この時期に来るのは初めてです。どんな植物に出会えるか楽しみです。


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中央がコンクリートの畦

まずは、水田地帯を訪れました。水田の景観はどこも同じと思っていましたが、この地区の水田の畦はコンクリートが主流でした。うちの近所ではあまり見たことがなく、ちょっと驚きでした。地域によって違いがあるんですね。勉強になります。

畦がコンクリートだと、手入れは楽かもしれませんが、畦に生えるような植物は生育できないため、畦周辺に生育する植物はちょっと少ないのでは?


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タネツケバナが満開でした!!

水田を歩くと、タネツケバナホトケノザナズナ、珍しい植物(私にとって)ではツクシスズメノカタビラが満開でした。水田内を見る限りでは、想像に反して、種の多様性の低さはそれほど感じませんでした。また、うちの近所より少し季節が早い感じでした。

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園瀬川と河畔の竹林

続いて、園瀬川の河畔周辺です。園瀬川の水際の植物は殆ど芽を出していませんが、竹林周辺では、ヤマネコノメソウ、カテンソウが満開でした。

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アオモジの花

林縁では四国・九州では比較的よく見られるアオモジの花も咲き出しており、これから春本番という雰囲気でした。

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こんもりと茂る社寺林

園瀬川周辺の山林は落葉広葉樹と常緑広葉樹がまじった二次林(にじりん:樹木伐採のような人為的撹乱、土砂崩れのような自然撹乱が生じた後に再生した樹林のこと)が多かったです。そんな中、小規模ですが常緑広葉樹林が見られました。近づくと、神社のようでした。
神社の周辺では“鎮守の森”、“社寺林”と呼ばれる立派な樹林が残されていることが多く、ここもそのような樹林のようでした。

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神社の階段を登ると、ツブラジイを主体とした常緑広葉樹林のようで、木も大きいものは直径50cm程度あり、自然林(しぜんりん:人手があまり入っていない成熟した樹林)に近い雰囲気でした。林内は薄暗く、カナメモチ、ミミズバイ、ヤブツバキ等の常緑樹が目立ち、いい感じでした。ツブラジイは直径が1m程度にまで成長する植物なので、この社寺林も末永く残ればいいなーと感じました。

今回は、水田周辺の春の植物、樹林周辺で見ることができた植物を紹介したいと思います。