シソ科の識別ポイント
シソ科の植物は科の名前にもなっているシソを始め、エゴマ、ハッカのように人々と関わりの深い植物が多いグループです。在来の植物ではありませんが、ハーブとして使われるバジル、ローズマリー、オレガノ等もシソ科の植物です。

我が家で毎年栽培するバジルもシソ科の植物。シソ科の植物は香りが強いものが多いかも。

北海道北見市(7月25日)で撮影したナミキソウ。花が大きくきれいな種類も多い。
シソ科は種類の多い科で、世界中に約7000種もあるようです。日本だけでも28属90種程度が分布しています(改訂新版日本の野生植物5より引用)。少し前まではシソ科は草本だけでしたが、近年の分子系統学的な解析によって、ムラサキシキブやクサギといった、クマツヅラ科に含まれていた木本類がシソ科に加えられました。それでも大半は草本と思ってよいです。シソ科の植物は春に咲くものもありますが、私のイメージでは夏以降に咲く花といった印象が強いグループです。
この春に使える知識ではないかもしれませんが、シソ科の特徴をみてみましょう



ポイントは3点です。
●茎の断面

●葉

●花

シソ科というところまでは比較的簡単にわかると思います。ただ、種類が多く、グループによってはかなり難解なものもあるので、科の先を同定するのに時間がかかるかもしれません
。
