北海道で出会った植物-204.オオダイコンソウ-
ダイコンソウよりもひとまわり大型のオオダイコンソウです。

北海道ニセコ町にて(7月21日)。明るい樹林や林縁でよく目にする。
私の住む岐阜県ではあまり見かけることはありませんが、北海道では比較的普通に見ることができます。わりとしっかりとした植物なのですが、花が小さくそれほど目立たないので、気にして歩かないと見落としてしまいそうです。
オオダイコンソウの特徴は次の3点です。


③花:花弁は通常5枚で黄色。花の直径は1-1.5cm程度です。
葉の形や花の雰囲気でダイコンソウの仲間と覚えた上で、托葉の形や茎の毛の形状から類似種と見極めるのがよいと思います。類似種のダイコンソウは托葉が小さく、茎に開出毛がありません。カラフトダイコンソウは茎に開出毛がありますが、托葉は小さく全縁です。ミヤマダイコンソウは高山に分布し、山地で目にすることはないと思います。