身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

石川県七尾市能登島長崎町の漁港

お盆休みは家族で石川県七尾市能登島を訪れました。次男が学校行事でこの島に行き、すごくよかったと言っていたので、それでは是非行ってみよう!ということになりました。
能登島能登半島の中央付近、七尾湾の中央に位置する周囲長が約70kmの小さな島です。現在は橋で能登半島とつながっているので、手軽に訪れることができます。能登島水族館など、観光地はいくつかありますが、私が一番いいなーと思ったのは海ですね。

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宿泊地付近の長崎町の小さな漁港です。どこにでもありあそうな、こじんまりとした漁港です。これはこれで、日本的で、心落ち着く風景ですが、注目すべき点は水の中です。

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曇りで水の中がいまいちきれいに撮れませんでしたが、写真の中央より上側のリボン状の葉がアマモの仲間。手前の茶色は海草の仲間。このような群落が広範囲に分布しています。

小さな漁港のせいか、周辺は比較的水深が浅く、かつ水もきれい!そのため、アマモの仲間や海草がわんさと群落をつくっていました。さらに驚いたのが、船が繋留されるような港湾内にも、このような群落が広範囲に分布していたことです。アマモの仲間は葉が細長いので、エンジンなんかにからまるため、漁師さんから見れば面倒なやつらだと思うんですよね。そのせいか、港湾内にアマモ類の群落が広く分布するというのは今まで見たことがありませんでした。こんな立派な群落は久々に見たので、すごくうれしかったですね。

これだけ広大なアマモ場があれば、それなりの魚も住んでいるんだろう。早速、夕方に防波堤から少し竿を出してみました。

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30分で小魚のキュウセン、メジナなんかが釣れ、これなら小学生でも楽しめそう。翌朝に子供と竿を出したら大漁だろうな~。ところが、翌朝はクサフグのみが大漁となり、食べられそうなものは全く釣れませんでした・・・。釣り方いっしょなのになんでだろうな~?時間帯かな?

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おまけ。捨てられた植木鉢か瓦でしょうか。波や岩で削られいろんな形で丸味を帯びていました。これが、産業廃棄物と言えばそれまでですが、意外ときれいなんですよね。

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さらに波で地上にも運ばれたのか、堤防上にも「かけら」が散乱しています。そこは同じような角のない丸っこい葉が可愛らしいハマヒルガオの生育場所となっていました。う~ん、これもアートだな~。息子も「なんかきれい!」と言って気に入っていました。

能登島を訪れたら、漁師さんの邪魔にならない程度に是非港をのぞいてみて下さい。