身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

岐阜県高山市 奥飛騨温泉郷

奥飛騨温泉郷は北アルプス登山の玄関口であるととともに、岐阜県でも屈指の観光地です。
この日は天候もよく、北アルプスを一望することができました!

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写真は笠ヶ岳のあたりだと思います。今回は、登山ではないので山は眺めるだけでしたが、眺めるだけでも大満足です。というか、私は高所恐怖症で、崖のような斜面に出ると足がすくんでしまうんですよね・・・。実際のところ、北アルプスを登るのはちょっとムリかもしれないな~。
しかし、こんな私のような人でも、奥飛騨温泉郷周辺の自然は雄大で、十分に楽しませてくれます。温泉地周辺の樹林はミズナラトチノキ、サワグルミ、カツラ、イタヤカエデ類を中心とした落葉広葉樹林で、標高の高いところではオオシラビソ、シラビソ、ウラジロモミといった針葉樹がまじります。

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オクノカンスゲとクサソテツがニョキニョキ新芽を伸ばしています。

森はちょうど新緑の時期で、みずみずしい緑にあふれています。森の登山道や遊歩道を歩けば、多くの植物が観察でき、時には珍品に出会うことがあるかもしれません。

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珍品とまではいきませんがコケイラン。森の中でランをみつけるとテンションあがります。

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新緑の高原川。

飛騨温泉郷には高原川と蒲田川というやや大きな川が流れています。これらの川は最終的には神通川となって海に注ぐので、神通川のかなり上流の部分になります。これらの川沿いでは、オオバヤナギ、ドロノキ、オノエヤナギ、タニガワハンノキ等からなる、比較的若い樹林が多く見られます。特に蒲田川の方では、これらの樹林と礫河原が発達し、礫の生産量の多い河川特有の景観をつくりだしています。

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新緑の蒲田川。もうすぐ夏!

そんなわけで、山に登らなくても、温泉につかって、ダラダラ植物観察するだけでも十分に楽しめます!今回は春の花のように華々しくはないけれど、森の中でひっそりと咲く植物を見ることができました。

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ウスバサイシン。ハートが2つ並んでPretty!根元に見えませんが実がついていました。

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オククルマムグラ。花は小さくて目立ちませんが、容姿が特徴的なので目に付きます。

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ミヤマカラマツ。結構華やかな花ですが、新緑に溶け込むとなかなか気づきません。


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イワニガナ。春先は黄色の花が多かったですが、この時期になると少ないです。