身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

長良川中流(岐阜県岐阜市)

お隣の岐阜市を流れる長良川を訪れました。

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県内最大の都市、岐阜市内を流れているのに、このきれいな水!清流長良川は地元の誇りですね~。

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長良川と言えば鵜飼ですね。もうシーズンは終わっていますが、船がいっぱい並んでいました。じつは、近くに住んでいながら、鵜飼船には乗ったことがないし、岐阜の鵜飼は見たこともないんですよね~(関市の小瀬鵜飼はちらっと見たことがある)。やっぱり一度ぐらいは乗らないとまずいかな・・・

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長良川から見た金華山岐阜城金華山は常緑樹が多いため、紅葉のきれいな山という感じではありませんが、麓のケヤキやカエデ類は色づいてきました。金華山は植物を観察するには面白い山です!

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ちょうど落ち鮎を取っている方々がいらっしゃいました。長良川の鮎も有名ですネ。この水のきれいさが鮎のうまさと関係しているのでしょう。落ち鮎食べてー

ここまではよくありがちな長良川の記事ですが、本題はここから。地元の観光資源の長良川にケチをつけるのも何なのですが、河原の植物、特に草本類は外来種が多すぎです。「ここは外国~?」と思うほど

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広大なシナダレスズメガヤ群落。茶色は殆どシナダレスズメガヤ・・・。

場所によっては河原の殆どを外来種の優占群落が占めているところもあります。長良川全体で外来種が多いかどうかはわかりませんが、岐阜市中流域でこれだけ多くの外来種が生育しているということは、相当大量の種子を生産し、洪水で大量の種子が下流に流され・・・。
多分、ここより下流外来種天国となっていることでしょう。まあ、外来種が多いのは長良川に限ったことではありませんが、これだけ水がきれいなだけに残念です
どうしてこんなふうになっちゃたのかな?
やっぱり河川工事が原因なのかなー?
でも堤防つくらないと氾濫しちゃうし、人命や財産を守るにはしょうがないよね・・・。
なんとなくモンモンとしてしまいますが、ここまで増えた外来種は、やっぱりどうにもならないのかなー。

今回非常に目に付いた困った外来種たち。晩秋で写真自体はいまいちです。

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シナダレスズメガヤ。個人的には一番の問題種かも。砂礫の河原がこいつらで埋め尽くされています。自生すべきカワラハハコやカワラヨモギの定着サイトをうばっているような・・・。

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コセンダングサ。くっつきむしで、服にたくさんついて難儀しました。こうして増えていくんだね・・・。人がばらまく程度で増えたとは思えないほど広大なコセンダングサ群落も・・・。

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オオブタクサ。2m以上にもなる巨大な草。既に枯れていますが、大量の種をまいたことでしょう。樹木を伐採したような場所で多いようでした。

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アレチハナガサ。紫色の花が咲くため、群生地は時期になると少し汚いラベンダー畑のような・・・。決してラベンダー畑ほどきれいではないですし、日本の川とは思えない。


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お馴染みのセイタカアワダチソウ。随分昔から河川敷に多い植物で、今も多いです。