身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

青森県弘前市 岩木川中流

岩木川は本州で河口が最も北にある一級河川です。9月中旬に岩木川中流を訪れました。

イメージ 1

きれいに晴れませんでしたが、岩木川から津軽富士とも呼ばれる岩木山が見えます。独立峰で、なかなか雄大な眺めです。紅葉が始まったら、もっときれいなんだろうな~。

イメージ 2

岩木川中流だと河川敷の幅は200mくらいです。橋の上から眺めるだけでは、ありきたりの普通の川ですが、川の植物を見て歩くと、やっぱり北国の川だな~と思います。

イメージ 3
河畔のシロヤナギを主体とした樹林。

まず、ヤナギが違います。シロヤナギが多く、多分オオタチヤナギも混じっている感じです。ただ、この両者の違いが、どうも葉だけだとわかりづらいんですよね~。見れば見るほどわからなくなる・・・。春先の花の時期に来てみたいですね。
次に、エノキが殆どないことでしょうか。うちの近所や関東地方の河川中流ですと、立派なエノキが出てきて樹林を形成するのですが、そのような樹林が全くありません。このようによく見る木の欠如というところからも、北国を感じます。

イメージ 4

そしてなんといってもリンゴ畑。津軽といえばリンゴですよね。河川敷にも畑はありますが、周囲の丘陵地にも広範囲にリンゴ畑があります。まだ、真っ赤なリンゴは少なかったたですが、これが赤くなる頃はきれいだろうな~。半月後~1月後ぐらいに訪れたら、一番よかったかもしれないな~。
今回は、北国を感じることができる花を紹介します。

イメージ 5
オオアカバナ。花の地味なアカバナ属で日本一大きな花をつけます。久々に出会いました。

イメージ 6
エゾミソハギ。名前から推測できるようにミソハギよりも冷涼な地方に多い植物です。

イメージ 7
アオモリアザミ。「あおもり」が和名につくアザミ。別名オオノアザミで、本州中部のノハラアザミに似ていますが、よりごっつい感じです。


イメージ 8
ミズアオイ。河川敷の水溜りにはえていました。水田雑草のコナギと浮き草のホテイアオイを足して2で割ったような植物。