身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

佐賀県白石町 六角川河口

ムツゴロウとシチメンソウを見に六角川の河口に行ってきました。
ちょうど大潮近くの引き潮だったため、だいぶ干潟があらわれていました。この干潟の広さは圧巻です。さすが干満差の大きな有明海に注ぐだけのことはあります。

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く見ると、ハゼのような魚がたくさん泥の上に出てきています。帆掛け舟のような背びれを立ててジャンプしたりしています。おー、これが噂のムツゴロウだ!生ムツゴロウに感激です。護岸近くの干潟でもたくさん飛び跳ねているので、あのへんの個体なら写真が撮れるかなと思い、堤防の階段を下りて干潟に近づいてみました。堤防下の護岸を歩き出したとたん、干潟は「し~ん」と静まり返りました・・・。さっきまで大賑わいだったのに・・・。ムツゴロウはとても警戒心の強い魚のようで、同行した九州の友人が、「捕獲するのにすごい大変なんですよ」と言っていました。そういえば、釣りキチ三平も苦労していたな~。


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そんなわけで、私のカメラではムツゴロウの撮影は不可能でした。とりあえず、ムツゴロウはこんな魚ということで、近くにあった看板の写真です。双眼鏡や望遠カメラを持っていれば、比較的に簡単に観察や撮影はできると思います。もしくは、堤防下の護岸で、石のようにひたすら待つか・・・。
もう一つのお目当てのシチメンソウですが、時期が早いせいか、まだ出ていないようでした(残念)。護岸近くの干潟の湿地(塩生湿地)には、同じような環境に生育するフクドが多数生育していました。また、秋に来る機会があるので、紅葉したシチメンソウを写真に収めたいと思います。

ムツゴロウと植物は写真に収められませんでしたが、へんなウミウシ?を見ることができました。

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上から見ると土の塊!かたつむりの角みたいなものが出ているのがわかりますか?

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ひっくり返すと軟体動物なのがわかります。ちゃんと自分で元にもどります。

泥にそっくりで、友人に指摘されるまでわかりませんでした。映画「千と千尋の神隠し」に出てきた‘おくされ様’を想像させます。すごい生き物です!!