身近な自然もいいね!

家庭菜園や庭の記録。日本各地の自然環境や身近な植物(時々珍しい植物)を紹介しています。

診断や治療方針を聞く際は2人で行こう

最初に地元の大きな病院でがん宣告をされた際は、私一人で行きました。この時はがんと知るよしもなかったので、まあ、しょうがないですね。確かに、この診察の時、お医者さんは「お一人ですか?」と確認してきました。お医者さんの方も身内が一緒なら、同席して説明した方がよいと思っているのでしょう。この時は、それほど込み入った説明は無く(がんのある場所についてはもちろん説明は受けました)、できるだけ早く大学病院の手配をしますということになり、一人でも大きな問題はありませんでした。

その後の大学病院へは家内と一緒に行きました。まず、最初の診察で詳しい状況を説明してもらいました。私の場合、状況はどちらかというと深刻で、説明を聞いているうちに、一瞬「俺、死ぬのか?😱」なんて思ったりもして、説明の一部は聞こえていない感じでした。

さらに、お医者さんは私の場合の標準治療として手術を提案し、代替策として重粒子線治療や陽子線治療があると説明をしました。それぞれメリットやデメリットも説明してくれたのですが…。

私の場合、副鼻腔にがんがあって、そこからがんが顔に広がっている状態なので、手術となると、当然頭部や顔を切って、そこからがんを摘出することになり、摘出するということはその部分の肉が無くなり、変わりにお尻等から肉を移植し、形成外科の先生にも手伝ってもらい…うんぬんかんぬん😱。手術の説明を受けている段階で、「元の顔に戻るのか…」という恐怖で頭が一杯になってしまい、手術や代替案のメリットやデメリット等も上の空で聞いている状態でした。

そして極めつけは、病状も楽観視はできないので早めに治療方針を決めたほうがいいとのこと。手術にするか、重粒子線や陽子線にするか、2-3日のうちに方針を決めて下さいと言われました。「えー、俺が決めるの?しかも、そんなに早く?😨」正直、びっくりしました。一通りの説明の後、お医者さんは「質問や不安な点はありませんか?」と尋ねてくれたのですが、あまりの驚きに、先生への質問がなかなか浮かんできませんでした😑。

そんな時、家内は私に代わっていろいろと質問をしてくれました。多分一人で行っていたら、話半分くらいの理解で方針を決めなければならなかったと思います。家内にはついてきてもらってとても感謝しています。

がんの診断や治療方針、術後の状態の説明を聞くと、がんの状況によってはかなりショックを受けます。そんな状態の中一人で全てを受け止めて判断するのは難しいと思います。なので、今回は家内についてきてもらいましたが、兄弟や息子や娘、高齢でなければ両親といった、できるだけ信頼できるご親族に同行してもらうことをお勧めします(友人というのはどうなんですかね…ちょっとわかりません)。ただ、あまり大勢で押しかけるのもどうかと思うので2人がよいと思います。あとはできるだけ感情的にならず冷静な方がいいですね。家内は私よりもしっかりしているので、本当に助かりました。

その後もいろいろとお医者さんから説明を受ける機会がありましたが、重要な説明を受ける際は家内にいつも来てもらっています。最終的に治療方針を決めるのは自分ですが、説明を聞いて実際に相談できる人がいると、いないのでは大きな違いがあると思いました。

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今日の一枚。治療の休み期間のため、自宅で庭作業をしました。数日前から咲き始めたウゴツクバネウツギがよい感じになりました。二つの花が対になって咲くのが可愛らしいです。今回の話と少しつなかりますね😄。